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2013年2月3日

バルトークマラソン

今日2月3日は芸術宮殿(Müpa=Művészetek Palotája)でバルトークマラソンが開催されています。
毎年「○○マラソン」と称して特定の作曲家の曲を一日中演奏する催しがあり、今回はバルトーク特集。
バルトークラジオでもライヴで放送され、今後1週間はオンデマンドで聴けますので、興味がおありの方はリンク先の「10:30 Bartók-maraton - kapcsoljuk a Művészetek Palotáját」をクリックしてお聴き下さい。

バルトークはハンガリーを代表する作曲家で、私が結婚してここに来た当初はハンガリーの最高額紙幣にはバルトークが印刷されていました。

当時の最高額紙幣は1,000フォリントでした。
今は1,000フォリントではマクドのセットも買えないけど、昔は1万円、いやそれ以上の価値があったんですよ。

夫はよく「僕もバルトーク大好きだよ。財布の中にいてくれる限りはね」としょうもないことを言ってましたっけ。(笑)

バルトークの作品は、ハンガリーに来るまであまり聴いたことがなかったし、今でも「よく聴く」とは言い難いのですが、今日のバルトークマラソンでいろいろな作品に接することが出来て、もっとバルトークの作品を聴いてみたくなりました。

私が聴くバルトークの作品はほとんどピアノ曲なのですが、ピアノ曲以外で大好きなのが「管弦楽のための協奏曲」。
ショルティがシカゴ響を引き連れて里帰り公演した時の映像がYouTubeにありました。



ああ懐かしい!!
私もこの会場にいたんです。
ブダペスト・コングレスセンターのバルコニー席で当時親しくしていた日本人留学生達と一緒に聴いて「さすがショルティ!」、「さすがシカゴ!」とうっとりし、ため息しか出なかったのが昨日のことのようです。

一番最後、ショルティが身体を客席の方までひねってからバン!とオケに身を乗り出すようにして終わったのが印象的で、後で皆で真似して、「バラードさんが一番上手い」と褒められたのものも懐かしい思い出です。(←何やっとんねん!)
最後、とにかくすごいですから是非ご覧下さいね。
そしてこの物真似を私と一緒にしたい人、私と勝負したい人はいつでも声をかけて下さい。(おいおい!)

2 件のコメント:

  1. 途中、最後が気になって、後半に飛んでしまいましたが、後半から最後まで、すごい熱い演奏でした。バルトークって苦手と思ってましたが、いいですね。苦手な割に、どこかの町でbartok通りの看板をみつけて、記念撮影したものです。音楽マラソンは、まさか夜中もやってるんですか?
    ショルティさんが、ハンガリー人とは、びっくり\(◎o◎)/!です。

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    1. バルトークは私も苦手意識がありましたけど、すごく面白いですよね。
      ショルティの決めポーズは実演を聴いた時から「最後すごく前に出てたよね」と話題になったのですが、こうやって指揮者を正面から見るとめちゃめちゃ押し出してますよね。
      久々に真似してみたら、夫に「そっくりだ」と褒められました。(あほ)

      この音楽マラソンは午前から深夜まで一日中やってますよ。

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