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2012年6月27日

地下鉄1号線

ブダペストには現在地下鉄が3路線あります。
4号線は現在建設中で完成予定は未定。(笑)

地下鉄1号線、正確にはMillenniumi Földalatti Vasút(ミレニアム地下鉄道)ですが、通常「Földalatti」と呼ばれています。
ハンガリー建国1千年にあたる1896年に開通したのが名前の由来です。
ちなみに2号線、3号線は(そしていつ出来るかわからない4号線も)「Metro」です。

ハンガリー人は「ヨーロッパ大陸初の地下鉄」と自慢しています。
1893年開通のロンドンの地下鉄の方が古いのですが、「ヨーロッパ大陸ではうちが一番!」というわけです。

先日Twitterで「ブダペストの地下鉄1号線は異様に浅い」とのつぶやきを読んで、一体地上からホームまでの階段は何段あるのか気になって(エスカレータは無くて階段だけなんですよ、浅いから)、数えてきました。

ヴュルシュマルティ広場(Vörösmarty tér)の地下鉄駅入口


この階段を下りたところが駅です

ホームから上を見るとこんな感じ。さて何段あるでしょう?

正解は・・・



25段でした!

ヴュルシュマルティ駅構内の写真も載せときます。


ちなみに地下鉄一号線は黄色の車体。ドナウ猛虎会御用達です。(うそ)



他の駅も同じ深さ(浅さ)なのか気になってこちらへ移動。


バジリカ近くのBajcsy-Zsilinszky út駅です。
こちらは・・・



20段でした! 浅っ!!!




ハンガリーの地下鉄って浅いのねえ、と思われた方へ。
いえいえ、浅いのは1号線だけですよ。
2号線は・・・

深すぎてホームが見えない・・・

ホームから入口を見上げるとこんな感じ

2号線の駅(Széll Kálmán tér駅)内部。



えっと、今日は野球はなかったってことでいいですか?(涙)

2012年6月25日

慎太朗君

先日の小虎日記に田中慎太朗君のことが書いてありました。
退団後初めて鳴尾浜に試合観戦に訪れたようです。

写真はスポニチ「小虎日記」から拝借。元気そうで何よりです。

小虎達がスタンドの慎太朗君を発見して喜ぶ様子を微笑ましく読みました。
慎太朗君、完全に吹っ切れたのかな。

見られる側から見る側になった彼の胸に何が去来したのか、それは本人にしかわかりません。
グラウンドと観客席を隔てるフェンス、彼の目にはどれほど高く見えたのでしょうか。

ファンとしてはもう一度ユニフォーム姿を見たいけどなあ・・・。

2012年6月23日

これは何?

うちの近所に突然こんなものが出現しました↓
なんですか? この前時代的な物は?
帰宅して夫に写真を見せたら「あれ? 知らないの?」とニヤリ。
なんでも、この辺りで映画の撮影が行われて、これはその時に使われたものだそうです。

で、その映画というのが

ダイ・ハード5

なんですよ、奥さんっ!

ブダペストでロケ中とは聞いていたけど(ニュースでもよく取り上げられているし)、まさか我が家と目と鼻の先にブルース・ウィリスがいたなんて!!

おまけに、夫は「僕ブルース・ウィリス見たよ」と言うではありませんか!
ずるい、めっちゃずるい! あかんで一人だけ~、ずる過ぎるわ!


今朝同じ場所を通ると解体中でした。↓
重厚そうに見えたけど、張りぼてですね(笑)

映画の公開はいつ頃なんでしょう? 
この張りぼてがどこで登場するのかも興味津々です。(笑)

2012年6月21日

猛暑

暑いです~~!



今週に入って連日最高気温は連日35℃!
で、7月に22℃って、どないなってんねん~~~!

連日の猛暑にブダペスト水道局が無料で飲料水を配っています。
袋入りのお水はよく冷えていて、顔や首に当てている人もいました。
知らんおっちゃんの手が写りこんだけど、まるで手タレさん状態やん(笑)
私はこちらのお水を何杯もおかわりしてしまいました↓

いくら飲んでもすぐ汗をかくので、まめに水分を補給しないと熱中症になります。
天気予報によると、今夜大嵐で明日から気温が下がるらしいです。
早く来い来い、大嵐!(雷は怖いけど・・・)


ところで、来月「虎バカ飲み会@大阪」が開催されます。
詳しくは→ここ←クリックして下さい。
阪神ファンの皆様、奮ってご参加下さいね。



前回の記事(ニコライ君のブダペスト公演)へのアクセス数が非常に多くてびっくりしています。
Facebookのニコライ君ファンページで私のブログに言及するポーランド人もいたんですよ!
ニコライ君、人気あるんですね♪
これからもっと大きく羽ばたくはず。
皆で温かく見守りたいですね。
写真は http://polonia.pap.net.pl/2012/06/20120619100052.html から拝借
当日は気付かなかったけど、よく見たらピアノの下に絨毯が敷いてありますね。
こりゃピアノが響かへんはずや・・・。
ニコライ君、今度はコンサート専用ホールで弾いてね♫



2012年6月18日

ニコライ・ホジャイノフ ピアノリサイタル

第5回ブダペスト国際ショパンフェスティヴァル&ピアノコンクールのオープニングコンサートにニコライ君ことニコライ・ホジャイノフが招聘されました。


június 17.-én vasárnap Színház Terem, 17 óra

Nikolay Khozyainov

Műsor:
Haydn D-dúr szonáta Hob XVI 33
Rachmaninov Etude-Tableau esz-moll op.33
Scriabin  Etude op.42-5
Prokofjev Szonáta no.7

Chopin Ballada F dúr op.38
Schubert Wanderer Fantasy
Liszt Transcendental Etude „Feux Follets”
Liszt  Mephisto keringő

会場はブダペスト16区の公民館。
郊外の公園の中にある公民館

会場入口


我が家からはものすごく遠いし、演奏会用の会場じゃないから音響はイマイチだし、全席500席ぐらいのとても小さなホールで、ピアノもフルコンじゃなくて小さいし。
う~ん・・・。

会場内部

小さなべーゼンドルファー。(休憩時間に調律中)

プログラム最初の曲はベートーヴェンop.110のはずが、会場で変更が発表されました。
ニコライ君がベーゼンでハイドンを弾く♪
ピアノが小さいし、あまり響かない会場ですが、それでもとても魅力的で可愛らしい演奏でした。

続くロシアもの3曲は一転して暗くおどろおどろした感じ。
私はベーゼンの低音が大好きなのですが、プロコのソナタ、特に最終楽章なんてすごい迫力でした。
ベーゼンいいなあ♪ (私はスタよりベーゼン派です。でも一番好きなのはベヒシュタイン)

後半はショパンのバラードF-dur。
2010年秋にショパンコンクールを聴きに行ったことを思い出します、懐かしいなあ。
あの時のニコライ君は18歳 、線が細くてどこか頼りなげで、同行した友人は「彼のピアノは素晴らしいけど、今入賞したらつぶされるかもしれないから本選に進まない方がいい」とまで言ったほど。
(「大丈夫よ、ツィメルマンだって18歳で優勝したじゃない」と私が言うと「え?あの時ツィメルマン18歳だった? とてもそうは見えなかったわ」と、当時いかに大物ぶりを発揮していたかを話してくれました)
あれから2年弱。舞台マナーは堂々たるもので 、演奏のスケールも大きくなったようです。

シューベルトの「さすらい人」、これ私も昔弾いたことがあるんですけど、やたら長くて退屈じゃないですか、この曲?
結局長さに負けて仕上げられませんでした。(恥)
でもニコライ君の演奏を聴いて、ああ、シューベルトってこういう風に歌わせるのねえ、と感心しきり。
会場からは一段と大きな拍手でした。

最後のリスト2曲は圧巻でした。
リストって弾き手を選ぶと思うんです。
ただ指が回るだけではダメで、高度な技術の先にあるものを表現しないといけません。
表現力と超絶技巧を兼ね備えたピアニストだけがリストを弾きこなすことが出来ます。
その点、ニコライ君は合格ですね。


アンコールはリストの「”フィガロの結婚”とドン・ジョヴァンニ”のテーマによる幻想曲」。
あの小さなベーゼンがどうしてここまで鳴るの? と驚くばかりです。

このリサイタルは、先にも書きましたようにショパンフェスティヴァル&コンクールのオープニングコンサートで、客席はコンクール審査員と出場者で埋め尽くされていたのですが、聴衆は「Bravo!」を連発していました。


さて、演奏会終了後ロビーに出たらロビーの隅っこでボーっと立っているニコライ君発見。
思わず駆け寄って「素晴らしい演奏でした。ダブリンコンクール優勝おめでとう!」と声を掛けたら「どうもありがとう」とはにかむような笑顔で答えてくれました。
うわぁ、すれてないなあ、ええ子や。
これからも応援するよ! 次はMupaかリスト音楽院大ホールで弾いてや! と言おうと思ったら「あなたは日本の方ですね?」と聞かれました。
「はい、そうです」と答えると「*日本のジャーナリストからあなたのことは聞いていますよ。今日は聴きに来てくれてどうもありがとう」と言うではありませんか!
「え???」と頭の中が「?」でいっぱいになってあたふたする私。
さっきまではにかんでいたはずのニコライ君、一瞬にして不敵な笑みを浮かべているではありませんか。
ああ、この子は天使と悪魔が同居してると常々思っていたけど、天使が悪魔に変身する瞬間をこの目で見てしまいました!(笑)

* 日本のジャーナリスト云々の話は、ツィッター仲間の音楽ライターの方が、私がブダペスト公演を聴きに行くことをニコライ君に伝えたからで、謎は解けたけど、ほんまにびっくりしたわ~!

で、もしかして私がわざわざ日本からこの演奏会のためにブダペストに来たと勘違いして感謝してくれているとしたら申し訳ないので、ブダペストに住んでいることを伝えると「ブダペストに住んでるの? 日本人なのに? ブダペストに住んでるんだ~」と何度も言っていました。

デジャヴ。

以前キーシンに「ブダペストに来て下さい」と直訴した時も「ブダペストに住んでるの? 日本人なのにブダペスト?  へえ~」と何度も言われました。

ロシア人にとって「ブダペスト在住日本人」は何かツボを刺激する存在なのでしょうか?(笑)

2012年6月11日

気になること

週末に夫と“The Iron Lady”を見ました。



さすがメリル・ストリープ!
話し方も身動きもサッチャー元首相そっくり!

ところで、この映画の邦題は「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」だそうですね。
は? 涙? なんでそんな題付けるかなあ?
「鉄の女」でええやん。

日本でも公開されたハンガリー映画“Szabadság, szerelem”(自由と愛)も邦題は「君の涙 ドナウに流れ」だったし。
なぜ原題に無い「涙」が出てくるのかなあ?

どちらの映画も主人公は凛とした女性。
自分の信じる道を歩み、常に前を見つめ、どんな妨害にも負けません。
映画に彼女達が涙を流すシーンはないのに、なぜ邦題は「涙」なのか?

思うに、日本ではいくら強い女性でも「私、本当はこんなに辛いの、大変なの、助けて」とほろりと涙を流してほしいのでしょうか?
あのね、本当に強い女性は泣きませんよ。
人前で涙を流すのは嬉し泣きか、笑い過ぎて涙が出る時だけです。
人知れずそっと泣くなんてこともありえませんから。
もし「私強そうに見えるけど本当は違うの・・・」なんて泣く女性がいたら、心の中で「ほら、ちょっと泣けば男は簡単に操れるわよ、楽勝楽勝」と思ってますから。(笑)


そうそう、先日のマートン選手の問題発言ですが、あれを「アメリカンジョークだから」で片付けるのはどうかと思います。
アメリカ人はいつもジョークを言う国民だから? はあ?
ジョークは、言われた相手も笑える内容でないと。
いくらイライラしていたからって、チームメイトを名指しで「嫌い」だなんて!

もちろんチームの誰も本気にしていないと思うけれど、やはり「嫌い」というネガティヴな言葉を使うのはよくないと思います。

どうせ言うなら

「バファローベルちゃんが好きだからオリックスに点をあげた」

ぐらい言ってよ、マートン!

誤解の無いように書きますが、私はマートン選手が大好きです。
ベンチでいつも熱心にノートをつけて、真面目に野球に取り組む姿は素晴らしいし、彼がいなければ優勝争いに加わることも難しいと思います。

だから、なおさら、ああいう発言は残念です。
選手としては大好きだし、素晴らしいプレーに賞賛を送るけど、「能見さんに失礼なことを言ってすみませんでした」の一言が欲しいです。

それと、見せしめのようにベンチに座らせるのはどうかと思います。
怪我でもしているのならともかく、そうでなければ普通にスタメンで使うべきでしょう。
そうでないとマートン居心地が悪いと思うんですけど。

2012年6月10日

ブダペスト・バッハ週間

6月4日から10日までブダペスト・バッハ週間(Budapesti Bach-hét)が開催され、私は二つの演奏会を聴きに行きました。

会場の教会

2012. június 6. 19:00
Deák téri evangélikus templom

Baráti Kristóf (hegedű)

Bach:
E-dúr partita, BWV 1006
h-moll partita, BWV 1002
d-moll partita, BWV 1004



2012. június 9. 19:00
Deák téri evangélikus templom

Várdai István (gordonka)

Bach:
d-moll szólószvit gordonkára, BWV 1008
D-dúr szólószvit gordonkára, BWV 1012


教会の扉に「バッハ週間」のポスターが
バッハ週間は今年で23回目だそうです。
教会内の美しい照明

まず、6日のバラーティ君の演奏会。
彼のバッハ無伴奏は以前にも聴いたことがあり(こちら)、あのときの感動は今でも忘れられません。
今回はパルティータだけですが、またあの素晴らしい演奏を聴けるなんて♪ と何週間も前からワクワクしていました。

教会は残響が長く、最初はちょっと戸惑いましたが、すぐにその響きにも馴染んで美しい音楽を堪能しました。
バラーティ君、指揮もいいけどやっぱりヴァイオリン中心でお願いしますよ~!

この日の演奏の前に牧師さんが説教台から演奏家とプログラムを紹介している最中に、大きな音で携帯が鳴るではありませんか!
誰かと思ったら、なんと牧師さんの携帯!!
「もしもし」と電話に出る牧師さん。どないなってんねん~! と思ったら「ごめん、今教会でこれからコンサート始まるから電源切るね」と。(笑)
そして「皆さんも携帯の電源を切って下さいね」と。(笑)
すべてはお芝居だったわけですが、「電源をお切り下さい」とアナウンスするよりも効き目ありそうでした。


教会内部。右側あるのは説教台。

9日のヴァールダイ君のチェロも生き生きして素晴らしい演奏でした。
私の隣の席に小さな男の子(幼稚園か小学校低学年ぐらい)が座っていたので、演奏中に騒いだらイヤだなあ、なんて思ったのですが、身動き一つせず真剣にチェロに聞き入っていました。
この男の子の集中力も大したものだけど、こんな小さい子を虜にしてしまうヴァールダイ君のチェロもさすがです。

ヴァールダイ君の演奏がYouTubeにありました↓



きゃ~、これ聴きに行ったやつやん!!

全曲聴きたい方はこちらでどうぞ↓
第1楽章
第2楽章
第3楽章



2012年6月5日

コチシュとラーンキ

昨夜面白い動画を見つけました。
私と同世代のピアノ好きな女性なら絶対に感動するはず♪
これです↓



1977年だから、ちょうど日本で「ハンガリー三羽烏」と騒がれていた頃ですよ。
ラーンキ様、麗しいですねえ
コチシュ大先生は今と別人。(笑) 
(シフがいないのが寂しいけど・・・)

この二人は小学校の同級生で(マー君と坂本君みたい)、リスト音楽院でも同門。
同い年で、常に比較されるし、もっとギスギスした関係なのかと思っていたら、実はとっても仲良しなんですね♪
連弾では「お前の手が邪魔なんだよ」なんて言ってるし。(笑)

私が一番驚いたのは18分頃からのコチシュのオルガン演奏!
すごいなあ、めっちゃうまいやん! と感心していたら、その後バッハの管弦楽組曲、モーツァルトの交響曲をピアノでさらりと弾くではありませんか。(あれ全部コチシュの編曲ですよ)
でも、その後ラヴェルのダフニスとクロエを、レコードを聴いてささっとピアノで弾くに至っては、言葉を失いました。
すごいですね、この人!
ピアノを弾きながら頭の中で常にオーケストラが鳴っているんでしょう。
今は指揮者として活躍していますけど、多分ピアノ以外の楽器を演奏していたとしても結局は指揮に転向したに違いありません。

リスト音楽院ピアノ科卒業後、後進の指導に当たるラーンキと、クルターグに師事して作曲を学ぶコチシュ。

現在、ラーンキはソロ演奏以外に、ピアニストの奥様(Klukon Edit)や息子さん(Ránki Fülöp)と共演したり、室内楽を演奏したり、やはりピアノ中心の活動を行っています。

コチシュはハンガリー国立フィルの音楽総監督で今ではすっかり指揮者。
コチシュ指揮、ラーンキのピアノでピアノ協奏曲を演奏することもあります。
私はまだ二人の共演を生で聴いたことがないので、近いうちに是非聴いてみたいです。


最近知ったのですが、夫はラーンキ、コチシュと同じ小学校に通っていたそうです。
「そういうことはもっと早く言ってよね!」と文句を言うと、「だって学年も違うし接点もないし」との答え。
確かにそうですけど、あの二人が近所に住んでたなんて嬉しいじゃないですか~。
あ、すみません、ただのミーハーです。(笑)


虎が勝った~~~☆
前に能見ちゃんも散髪して勝ったし、今日は岩田君が散髪して勝ち投手。
ピッチャーは全員すっきり散髪したらええんや。(笑)

2012年6月2日

中央市場

今朝中央市場に買い物に行ったら・・・



エジプト物産展開催中でした。
エジプトなんてなかなか行く機会はないから何か買おう! と思ったのですが、旅行用パンフレットとかスフィンクスやツタンカーメンの置物とか、う~ん・・・。

中央市場には食料品を買いに行くので、珍しい香辛料があれば買ったと思いますが、肉や野菜を買いに行った場所でスフィンクスは買わへんで。(笑)

来週はポルトガル展だそうです。


ところで今日はサヨナラ負け・・・(涙)
先日のサヨナラ勝ちで上昇気流に乗ったと思ったのにねえ。
明日や明日!!